「あれ?うちの子こんなに毛が薄かったっけ?」「なんだか禿げてきた?!」というように、オーナー様が日常生活で気づきやすいのが「脱毛症」です。
脱毛症にはさまざまな原因があるため、原因をしっかりと見極めることが重要です。
今回は、犬種特異的な脱毛の分布が特徴的な「パターン脱毛症」についてご紹介します。
【パターン脱毛症】
パターン脱毛症は1歳未満で発症し、ゆっくりと脱毛が進行していきます。
原因は不明ですが、犬種特異的な分布が特徴的で、左右対称性の脱毛が認められます。
【診断】
診断は、犬種や脱毛の分布、発症年齢から推察されることがほとんどです。
それ以外にも毛検査や病理検査も診断の一助となります。
【治療】
パターン脱毛症も原因自体がまだ不明な病気であるため、有効な治療法はありません。
メラトニンや必須脂肪酸、ビタミンEなどのサプリメントにより発毛効果が認められたという報告もありますが、あくまで個体差があります。
あくまでサプリメントではあるため、最低でも3ヶ月を目安に経過を見ると良いでしょう。
診断に加えサプリメントなどのご提案ができます。
脱毛症でお困りの際は、ぜひ一度ご相談くださいね。