具合が悪くなった時にいかに速やかに診断し、病気を治すかは大事ですが、健康な状態を保つ。健康な状態で長生きする。
いわゆる、健康寿命を伸ばすというのが最大の目標ですよね。
病気になる子のほとんどがその子やご家族が悪いわけではありません。
ただ、その子の健康に関与できる要素もたくさんあると思います。
例えば
予防は欠かさずして予防できる病気にならない。
元気なうちから病気を早期発見するために健康診断を受ける
おうちや散歩環境を整えて事故を減らす
おやつの与えすぎに気をつけて太らせないようにする
体に合うフードをあげる
ストレスを減らす
ここまでくると、ストレスって何がこの子のストレスになるのかしらと悩んでしまいますね。
近年、ヘルス(健康)という言葉とウェルネスという言葉の違いに注目が集まっています。
ウェルネスは1961年にアメリカの学者が提唱した言葉で世界中で繰り返し言及されて進化しているそうです。
近年動物業界でもウェルネスという言葉が浸透してきています。
ヘルスはただ単に病気が無い状態を言います。
ウェルネスは健康という言葉からさらに踏み込んで、病気の有無ではなく身体、精神、環境を良好な状態で生き生きとした人生を送ることだそうです。人だと社会地位の実現なども入ってきます。
ただ単に病気が無いです。ではなくさらに、生き生きとした状態で暮らしていければ素晴らしいですね。
動物でのウェルネスはどうやって叶えるのかな?というと、病気の発見治療だけではなく、予防に力をいれるのはもちろんのこと、食事や環境の整備やストレスの軽減があります。
その子によってどの食事があうのか何がストレスになるかは違いますが、
一緒にウェルネスを実現させていただくのが動物病院の大きな役目だと思います。
小さなことからでもウェルネス実現のお手伝いができると思いますので、お気軽にご相談くださいね。