〜皮膚押捺検査(皮膚スタンプ検査)〜
皮膚疾患の診断をするために欠かせないものが「皮膚科学的検査」です。
エコー検査や内視鏡検査のような派手さはないのですが、この皮膚科学的検査によって私たちはさまざまな情報を得ることができます。
実際の診察でも検査風景を直接目にすることが多いと思うので、順番にご紹介していきます。
【皮膚押捺塗沫検査(皮膚スタンプ検査)】
皮膚の上に細菌やマラセチア(皮脂などを好む酵母様真菌いわゆるカビ)などの感染がないか、他の細胞(炎症細胞や腫瘍細胞など)が増えていないか調べる検査です。
直接皮膚にスライドガラスやセロハンテープを押し当て、それを染色して顕微鏡で観察します。
皮膚科の診察で一番実施する検査です。
セロテープを染色液で染めて顕微鏡でみるとどんなものが見えるのでしょうか‥
このように、テープで足をペタペタするだけで、実際には様々なものが見えていることがお分かりになったでしょうか?
ぜひ皮膚科診察の時には検査風景もチェックしてみてくださいね。