犬アトピー性皮膚炎は、症状の分布が特徴的です。
基本的には左右対称性に症状が現れ、特に皮膚が擦れるところ、皮膚が薄いところに症状が出ます。
症状の分布
・口の周り
・目の周り
・耳介
・肘
・腋窩(わきの下)
・鼠径(内股)
・趾間(指やパッドの間)
これらの場所に赤みや脱毛、色素沈着やゴワゴワとした皮膚炎(苔癬化*)が認められ、さらに痒がる様子が見られるようなら、アトピー性皮膚炎の可能性があります。
この症状だけでアトピー性皮膚炎の診断はできませんが、痒みや皮膚炎でお困りの方はぜひ一度ご相談ください。
*苔癬化:象の皮膚のように皮膚が慢性に硬くなって厚くなった状態。掻いた刺激でさらに痒みが出てまた掻いてを繰り返し起こる。